オリンピック正式種目にeスポーツって本当に必要?

オリンピック正式種目にeスポーツって本当に必要?

f:id:youfy1021:20180904153354j:plain

最近、ゲーム業界の盛り上がりがすごいです。

特にFPSやTPSのような対戦型ゲームでは賞金の出る大会が世界中で頻繁に行われ、オリンピックの正式種目化を期待されています。

2024年の夏季オリンピックではe-sportsも視野に入れている、とパリ2024招致チームの代表が発言したこともあり、IOCの動きに注目が集まっていました。

対戦型ゲーム「eスポーツ」、2024年パリ五輪で正式種目に? | Sporting News

 

しかし、AP通信の取材でIOC会長が「人を殺すことを目的としたゲームが含まれているならば、eスポーツはオリンピックの価値観にそぐわない」との発言をしたようです。

Bach: No Olympic future for esports until ‘violence’ removed

 

色々と疑問が出そうな発言です。

”人を殺すことを目的としたゲーム”が「eスポーツ」と呼ばれているのならば、そんなものは認められないよってこと?

それとも、人を殺すことを目的としないゲーム(例えばスポーツゲームやトレーディングカードゲーム)だけで構成すれば、eスポーツをオリンピック正式種目に検討しても良いという意味なのでしょうか?

そもそもeスポーツって何?

f:id:youfy1021:20180904153407j:plain

気になったのでeスポーツの定義を調べてみました。

「eスポーツ(esports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略で、広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。

参照元JeSU

ゲームを使って行われる競技であれば何でもアリ。

といったところでしょうか。

対戦ゲームだけでなく、スーパーマリオなんかでタイムアタック勝負をしても「eスポーツ」ということになりそうです。(その勝負を見たい人がいるかは分かりませんが。)

 

これだけ広い定義だと、ほとんどのゲームは何らかの形で「eスポーツ」を名乗れそうな気もします。

おそらくeスポーツを広めようとしている人たち自身も、その定義を突き詰め切れていないのではないでしょうか。

そのような状態で、ただのスポーツ大会とは訳が違うオリンピックに出そうというのは無理があるように思います。

eスポーツはライフサイクルが短い

eスポーツはテレビゲームである限り、流行り廃りが激しいのが特徴でもあります。

ゲームメーカーが利益を上げるために次々と新しいゲーム機やソフトを発売し、ユーザーもそれに合わせてプレイするゲームを変えていきます。

今流行っているゲームも、5年経てばアクティブユーザーは相当減るでしょう。

 

ここが一般的なスポーツとの大きな違いであり、オリンピックの種目として考えたときに厄介な部分です。

もしオリンピックの正式種目に採用されたとしても、4年後にはeスポーツ部門で行われる競技が全く違うゲームばかり、ということも起こり得るからです。

eスポーツの発展はこれから

ただ、eスポーツ自体かなり歴史が浅いものなので、まだまだこれから発展していくものだと思います。

「eスポーツ」という呼称ですら、一般認知度はまだまだのはずですからね。

 

一方で、「ゲームはスポーツじゃないからeスポーツと呼ぶのは変だ」という意見も根強いです。

 

スポーツを”競技”と捉えれば、eスポーツも立派なスポーツということになるのですが、

それだと将棋やチェスもスポーツということになります。

オリンピックに将棋やチェスが採用されていないことを考えると、eスポーツもオリンピックの種目としては難しいようにも思います。

まあ、eスポーツをオリンピック種目にする必要性があまり感じられませんが。

 

ともかく、ゲームファンの一人としてはeスポーツが発展することはうれしいことですし、もっと街なかで大会が行われるくらい浸透してほしいなと願ってます。

ゲームカテゴリの最新記事